一般的に警戒、足跡追及、臭気選別などの訓練を受けた犬、またその訓練にふさわしい犬種をいい、日本警察犬協会7犬種が採用されています。
警察でいう警察犬には、警察で直接飼育・管理して警察活動に運用する「直轄警察犬」と、民間人が飼育・訓練している優秀な犬について、警察活動に運用するための能力等を各道府県警察が審査して、指導手と犬を嘱託する「嘱託警察犬」の2つの制度があり、警察では、両者を「警察犬」といっており、主として鑑識活動に使役されています。
初めて警察犬を使用したのは19世紀末ドイツのヒルデスハイム市警察とされており、日本では警視庁が大正元年に2頭を警察犬として採用したのが始まりです。わが国では半世紀前から警察犬の運用を始め、民間飼育のシェパードを委託して活用する嘱託警察犬制度を採用し、石川県でも毎年1回嘱託認定試験を実施し、多数の優秀な警察犬を採用して、犯人の捜索や逮捕に活躍しています。
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